Android OSにおけるIPアドレスは、一時的には端末を識別するIDとして使える。NTTドコモのspモードシステムの場合、3G網に接続して電話番号とIPアドレスをひも付けた後は、パケットのヘッダーにあるIPアドレスを使い、パケットを送信したAndroid端末を識別していた。NTTドコモはこの件について「spモードシステムはIP網の中で動いており、パケットのIPアドレスとユーザーをひも付けるのは自然の発想だった」としている。当然、iモードメールのメールアドレスも、最終的にはIPアドレスとひも付けられている。

 ただしIPアドレスは、電話番号とは異なり、必ずしもユーザーに対して一意ではない。Aの端末に振り出されるIPアドレスが、A端末が圏外になって数分後にはBの端末に振り出される、といった事態は十分にあり得る。spモードシステムの場合、IPアドレスと電話番号のひも付けが全サーバーで確実に行われたかを検証するプロセスがなかった。このため、一部のサーバーで過負荷など支障が生じると、各サーバーが持つIPアドレスと電話番号の対応表に食い違いが発生し、「A端末からのパケットが、B端末から送信されたものと解釈される」という事態が起きてしまう。

ユーザー名とパスワードでログインするよりも、混乱が防げない事象なんじゃないか、と思った。

(via [続報]spモード障害、なぜ処理能力オーバーで「メールアドレスの置き換え」が起きたのか:ITpro)

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